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通勤災害に関連する事例



労働トラブル解決マニュアル【秘伝の書】


通勤災害に関連する事例
通勤災害に関連する事例について紹介しましょう。 通勤災害に関連する事例
・夕食の材料等の購入等日常生活上または就業継続に必要な行為であっても、通勤経路の往復とは別途の目的によるものであるから、通勤の中断または通勤経路の逸脱に該当する。

・通勤途上災害における住居とは、労働者が居住して日常生活の用に供している家屋等の場所で、本人に就業のための拠点となるところであり、工事現場の作業員宿舎に宿泊して就労している作業員の自宅が日常的通勤が無理な距離にあって、帰宅回数が1週間に1遍程度では自宅との往復行為に継続性、反復性を認めることは困難で、自宅は住居とはいえない。

・単身赴任者が休日を利用して就業の場所と自宅との間を往復する行為に反復・継続性があれば、その間の時間や距離に関係なく週末帰宅型通勤と認めるべきであり、単身赴任の建設労働者が自動車で自宅から工事現場と機能を同一にする寮へ帰る途次の交通事故で死亡したことは、通勤途上の死亡として扱われる。

・勤務先からの帰途、介護のため立ち寄った義父宅からの帰路における交通事故は、通勤途上の災害となる。

・建設会社の主任会議終了後の飲酒を伴う会合の帰途、地下鉄駅の階段で転落し、頭蓋骨骨折で死亡した事務管理部次長については、後の会合が業務の円滑な遂行を確保することが目的のものであり、次長の本件会合への出席は、実質的な統括者としての責務に当たるとして、その死亡は、通勤途上の死亡であるとされた。

通勤災害に関連する事例 ・タクシー乗務員が勤務終了後3、4時間の仮眠を取り、その後労働組合の事務所で3、4時間事務を処理し、その帰宅途上で交通事故にあって被った災害は、就業と事故のとの間に社会通念上の直接の関連があるとは認められず、通勤災害とはいえないとされた。